20話



高校生の時にお互いに惹かれあってたけど別れて大人になって再会した二人。


ジュンヨンは韓国でトップ俳優になって、ウルはドキュメンタリープロデューサーになっていた。


ジュンヨンは母親の手一つで育っていたが父親が誰か知っていた。


テレビにも顔を出す有名な検事が父親でジュンヨンも父のように検事になる事を夢見ていた。


が、その地位より上を目指すために純粋な心を失っている姿を見て受かった大学の法科を中退する。


検事になるよう夢見ていたジュンヨンの母ヨンオクは、そんなジュンヨンを許せないでいた。


一方、ウルは高校生の時に父親がひき逃げで亡くなってしまい、犯人捜しをしていた。


目撃したひき逃げ犯は女性なのに逮捕したのは身代りの男性だった。


ひき逃げ犯のジョンウンは党首の父に事件もみ消しを頼んでいた。



その事件のもみ消しを頼まれて身代りを逮捕するようにしたのがジュンヨンの実の父親だった。


ジュンヨンは脳の病で余命3か月と医師から宣告されていた。


自分が死ぬまでにひき逃げ犯を暴く事に集中する。


ジョンウンに近づいて自白を引き出した証拠のテープをウルに渡す。


そのテープをジュンヨンの父親に渡して議員になっていた父親の判断に任せる事にした。


ラスト・・・ひき逃げ犯ジョンウン、逃げようとした空港で逮捕される。


やっと二人になれたジュンヨンとウルは二人の写真が無いねと自撮りする。




脳の病の為に徐々に過去の記憶が薄れていくジュンヨンだった。


二人が住む別荘に母のヨンオクが訪れる。


その姿を見たウルは母と子の二人の邪魔をしないように外で待つ。


自分の母親も忘れて「どなたですか?」と言うジュンヨンに涙するヨンオク。


ユッケジャンを作ってあげて食べる姿を眺めるヨンオク。


「美味しい。母さんの味と同じ。」と下を向いて泣くジュンヨン。


食べながら記憶が戻ったジュンヨンは「親孝行が出来なくてごめんなさい。」と謝る。





ヨンオクは言う。


「子供は3歳までに充分に親孝行してるのよ。あなたはいつもニコニコしていい子だった。」


「いつでも帰っておいで。ドアはずっと開けておくから・・・」


「雨が降ったら、あんたが来たと思うわ。」


「風が吹いても、あんたが来たと思うわ。」


「雪が降っても、あんたが来たと思うわ。」


「私の息子に生まれてくれてありがとう。」


もう、涙が溢れて来る。





「今日は疲れた」


「私の肩で眠って起こさないから又、明日」


ジュンヨンが居なくなった部屋からビデオテープが見つかる。


カメラに向かって語るジュンヨンの顔が画面にズームアップする。


「僕は幸せでした。皆が好きだったよ。」


「僕が居なくなった後、ウルはどう過ごしていますか?」


プロデューサーとして活躍し、バス停のジュンヨンの写真に「又、明日」とキスするウル。



咽頭がんを発表して療養中のキム・ウビンとリンクしてしまう。


「相続者」「技術者たち」などで気になったキム・ウビンさん。


きっと癌に勝って帰って来るのを待ってます。