☆☆☆☆☆


アジドラ






1930年 日本統治下の韓国から13歳で日本に留学していた李朝最後の皇女徳恵翁主


映画では韓国に帰りたいと願いながらなかなか叶わなず朝鮮独立運動家達の力を借りて


亡命するも失敗して日本人と結婚して娘を出産。


その後に「玉音放送」を聞き、韓国に帰れると娘の手を引いて船に向かうも韓国側が拒否する。










宗武志役を演じたキム・ジェウクさん、日本語が流暢でビックリ。


左側の写真が実際の二人で美男美女ですね。






出演者の豪華なこと・・・。


李朝最後の皇女が日本にいた事を知らなかったです。


この映画を観て良かったと思いました。


この時代の日本も酷いけど同じ韓国の同胞の裏切りも酷い。


ヨン・ジェムンさん演じるハン・テスク長官が酷い悪役です。


韓国新聞記者が宗武志宅から入院してる精神病院へ向かい見かけた徳恵に涙する。


必ず韓国へ連れ帰ると決心して韓国側の政治家に働きかける。


ソン・イェジンさんの演技に涙が止まりませんでした。





金浦空港に念願叶って帰り着いた徳恵を迎える人々の中にポクスン(ラ・ミラン)を見つける。


再会した二人に涙がとどめなく流れる。


映画の最初に「フィクションで史実とは異なる部分があります。」とテロップが流れます。


観ていて大部分がフィクションだろうと思いました。


実際にどうなんだろうと調べてみました。


宗武志は徳恵翁主を心から愛したようです。








1910年、日韓併合



1912年、誕生。高宗と側室である福寧堂梁貴人との間に生まれる。


1930年、母(梁貴人)死亡。李徳恵、京城に帰って葬儀に参加。

(映画の中では日本側の反対で帰れなかったとなっています。)
    

この頃から統合失調症が現れる。


1931年、対馬藩主宋武志と結婚。夫婦は仲むつまじかったという。


1946年、宋武志の献身的な介護もむなしく、李徳恵の精神病が重くなり入院する。


1955年、李徳恵の実家からの要請もあり、李徳恵宋武志と離婚する。


1962年に朝鮮へ帰るまで、入院生活はつづく。


1989年、76才にて没。



2時間がアッという間の映画でした。


ソン・イェジンさんは綺麗なだけでなく演技でも魅せました。


空港でヨタヨタと歩く姿は本当に老母のようで彼女の年齢を忘れさせました。