2020年 114分


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2013年 漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件を元にした映画


実際の事件では姉妹2人ですが映画では姉弟となってます。


ロースクール卒業後の法律事務所先が決まらず児童福祉館に臨時就職したジョンソプ。


その児童福祉館で知り合ったダビン(チェ・ミョンビン)と弟とのつかの間の交流。


ソウルの事務所に就職が決まり引っ越すジョンソプ(イ・ドンフィ)


姉弟は継母に虐待されていたが周りの大人たちは知っていても助けない。




継母役のユソンさん、「母なる復讐」での母親と違う演技に驚きました。


ゴムで髪を結ぶ時は虐待の始まりで観ながら「止めて!」と思いました。





弟が死亡した後にマインドコントロールでダビンが殺した事にします。


自分も殺されるかもしれないと思うと本当の事が言えなくなるダビン。


「私が弟を殺しました」と警察で自供したダビン。


死亡した原因の一環に自分が渡したハンバーガー代ではないかと苦悩するジョンソプ。


ダビンに会おうとするも大人を信じられなくなったダビンは殻に閉じこもる。





ある出来事で虐待が始まったダビンを救うジョンソプ


ここからずっと観ながら涙が止まりませんでした。


ジョンソプの姉宅で保護されてるとこに父親が表れます。


「パパにはママが必要でママにはダビンが必要なんだ!」と叫ぶ父親に腹が立つ。


継母の虐待を知りながら子を守らない父親に親の資格はありません。


「それでも人間か!」と問い詰めるジョンソプに同感です。






マインドコントロールから解き放たれたダビン。


虐待の事実を知りながら何も言わなかった大人にも責任を感じてほしいです。


イ・ドンフィさんが役にピッタリで切々と訴える場面は涙溢れます。


児童虐待は世界中でも問題になっていて日本でも多くの被害者がいます。


気が付いた時は通報する勇気を持ちたいと思います。