ムービープラス 2021年 114分
この映画が観たかった理由が暗殺されたパク・チョンヒ大統領の人柄。
イメージが親日家で日韓基本条約で漢江大橋や産業の発展に尽くした。
そんな大統領がなぜ、暗殺されたのかが知りたかったからです。
パク大統領の軍事独裁、権威主義体制など驚くほどでした。
「デモ隊など戦車で轢き殺せ!」と平気で言う。
自分を邪魔する人物は排除するために・・・
部下に言う「君のそばには俺がいる。好きなようにしろ」
暗に暗殺をするようにけしかける。
これには軍事クーデターで共に戦った腹心のKCIA部長も心が離れていきます。
父親の暗部が明かされた映画を元大統領パク・クネも観たのでしょうか?
イ・ビョンホンにキム・ジェギュが乗り移ったかのような演技でした。
ラストまで引き込まれて観て良かった映画となりました。
自分が大統領になりたかったのになれずに暗殺したのとは違う。
デモ隊など轢き殺せの言葉で国民を守る為の行動で死刑を覚悟しています。
ラストにキム・ジェギュ本人の裁判シーンがあります。
イ・ビョンホンはこういう役が一番似合う。
ウ・ミンホ監督の作品
「インサイダーズ」「スパイな奴ら」「麻薬王」
3作品とも見終えました。