アマプラ  2005年  120分





イ・ビョンホンによるイ・ビョンホンのための映画という印象でした。






イ・ビョンホンはキム・ヨンチョルの経営するホテルのマネージャー。


裏の顔は用心棒のような仕事も引き受ける。


ある日、キム・ヨンチョルから若い愛人(シン・ミナ)に男がいるようだと。


見張って男がいるようだったら始末しろと命令される。





若くてキレイなボスの愛人だけど恋心を抱いたかも?


愛を知らないから自分の恋心も分かっていないようなイ・ビョンホン。


シン・ミナの家に向かったら男がいる事が分かる。


男を滅多打ちにして二度と会わないようにと逃がす。


それが恋心からの行動と自覚していないイ・ビョンホン。


キム・ヨンチョルはイ・ビョンホンの気持ちを見抜いているから許せない。


ファン・ジョンミンやイ・ギヨンの痛めつけが凄いのよ。


ここでイ・ビョンホンは死ぬわけないよね主役だもんねと。


韓国ノワール映画独特の血が飛び散る戦い。


キム・ヨンチョルに父のように慕い7年間も従ったのになぜ?


イ・ビョンホンとキム・ヨンチョルが見合うシーン。


なぜ?と問うイ・ビョンホンの顔はホントに自分の心の奥底を知らない顔なのね。


知るキム・ヨンチョルはなぜ?の問いに答えない。


観ている間は意味の分からない映画だわと思って物足りない思いで終えました。


こうして感想を書いてる時に「あっ、あの時の顔はそういう意味の顔だったんだ」と。






出演者の豪華さに驚いた映画でもあります。


主役級のオ・ダルスさんやファン・ジョンミンさんが脇役の贅沢な映画です。


チン・グさんやエリックさんが登場シーン少ないけど出てるのも嬉しい。