観相師 [韓国映画]
観相師(人相でその人の運勢を読み取る人)のネギョン(ソン・ガンホ)
都で一番の芸妓ヨノン(キム・ヘス)のいる芸妓館で働き始める。
観相が良く当たる男としてその噂は宮中まで広がり始める
そしてある時、王様自らがお忍びでネギョンを訪ね相談に乗って欲しいと言われる
王は自分の行く末が短いことを悟り王位継承の一番の権利がある息子を見て欲しいと頼む。
それに対抗する自分の兄弟たちの観相も見て欲しいという。
特に首陽大君に謀反の動きが無いか注意して欲しいと言われ各継承候補に会いに行く。
後に分かるのだがこの時に首陽大君は替え玉を用意して面会させてた。
凄かったのが首陽大君が狩りで捕獲したトラを左議政の家へ送り届けるシーン。
その剛腕ぶりからトラとあだ名をつけられた左議政。
しかし、首陽大君が送り届けたのは体中に矢が刺さり逆さづりにされたトラだった。
それは、いつか左議政も同じ目に遭わせてやるっていうメッセージか!?
そこから始まる悪行の数々は王位を継承する前から既に恐怖政治。
首陽大君のクーデターを誰よりも早く気付き阻止しようとしたのが観相師ネギョンだった
宮中に入って、いろんな人相を観て未来を変えられるような気になっていた観相師。
そこから始まる悪行の数々は王位を継承する前から既に恐怖政治。
首陽大君のクーデターを誰よりも早く気付き阻止しようとしたのが観相師ネギョンだった
宮中に入って、いろんな人相を観て未来を変えられるような気になっていた観相師。
でも、運命は変えられなくて結局悲しみしか残らないことに気付く。
左議政の手下に盲目にされたネギョンの息子。
ネギョンの息子を可愛がっていた義弟は、その悔しさから魔がさす。
首陽大君に告げ口して命を助けた代わりにネギョンと息子と自分を助けて欲しいと言う。
でも、結果は首陽大君からの矢で殺された息子。
自分の告げ口が原因でクーデターが成功したと後悔し、自分の咽喉を傷つけ口がきけないようにした。
ラストは打ち寄せる波間で「波だけを見て波を起こす風を読まなかった。」と語るネギョン。
人の顔だけ見て時代を読めなかったと言いたかったんでしょうね。
凄く面白かったです。2時間25分があっと言う間に過ぎた映画でした。
ソン・ガンホの出る映画は絶対に裏切らないのね。
この人の出演作はどれも面白い。
今、新宿で上映されてる「タクシー運転手」も観たい。