愛だと言って

2023年　　16話　　ディズニープラス

13年前に家族を捨てて愛人と駆け落ちした父が亡くなった。

文句の一つでも言おうとわざと派手な格好で葬儀場に現れるウジュ。

反対に入籍したナム・ギエからは家を売ったから出てと言われる。

20年間、住んだ家を2日間で出ていく羽目になる。

復讐する為にナム・ギエの息子ドンジンの会社にバイトで入社する。

幼い頃から母の愛情もなしで育った孤独なドンジン。

そのドンジンの寂しそうな背中に惹かれていくウジュ。

全編が暗いのが「マイ・ディア・ミスター」を思い出す。

復讐ばかり考えてた表情から愛してしまった表情に切り替わる演技が見事です。

父を奪った女の息子を愛してしまったウジュは家族から責められる。

「もう、会わない」と母に言うウジュ。

「それがいいわ。地球がひっくり返ってもダメなものはダメ」と言われる。

一つの区切りで別れる二人のシーンは切なくなる。

ウジュの友達のソンジュンが男らしくて素敵でした。

姉のヘソンの恋愛遍歴を知ってても次第に愛になってプロポーズ。

ヘソンがウジュに言う。

「お母さんがおかずを届けるから連絡してとドンジンに言ったのは許しているのよ」と。

1年後

弟のジグのフェスティバルで出会う二人。

淡々と進むストーリーですが何か胸の奥に染みてくる深さがありました。

淡いピンクがかったフィルターを通した映像も素敵でした。

キム・ヨングァンの抑えた表情も今までに観たドラマと違って新鮮でした。

最後に・・・監督の言葉